このサイトでは、性教育をテーマに「本の選び方」や「信頼性が高いサイト」を紹介しています。
スカートめくり、ズボンおろし、体形をからかうなどは、学校で多くの人が見てきたと思います。
学校の外で大人がしたら犯罪やセクハラになることが、学校内では笑ってやり過ごされていなかったでしょうか?
恥ずかしい、ばれたくない、恐い。そうした気持ちを相談できない子どもはゼロではありません。令和2年に発表されたいじめの統計では、小学校でいじめを受けて誰にも相談しなかった生徒が約20人に1人いたことが分かりました。*1
子どもが被害を受けた時に「親に相談してくれること」はとても大事です。小学生の時に被害を受けて、30代や40代になっても被害を思い出してしまう人もいます。
性暴力被害 あまりに知られていないその実態 - 記事 | NHK ハートネット
学校内のいじめは、1年のうち2回、発生のピークがやってきます。新学期に向けて備えておきましょう。
1.お風呂でプライベートゾーンを教える
性教育の一番最初のステップは、プライベートゾーンを教えることです。
これは「水着で隠れる部分と口」を言います。具体的には胸・お尻・性器・口で、人の命に関わる部分です。人に勝手に触らせてはいけないことは男の子も女の子も共通です。
就学前の園児や小学生の子には、一緒にお風呂に入る時にプライベートゾーンのことを話してみましょう。お風呂は、子どもに「わたしの体がきれいで大事」という価値観をすり込ませるにはピッタリなんです。
自分の体を大事に感じてくれれば、他の子の体も大事にしてあげられます。スカートめくり・ズボン下ろし・カンチョーは、してはいけないことだと伝えてみましょう。
2.性教育のタイミング
プライベートゾーンの伝え方
性教育は親子の会話のコミュニケーションです。3歳からできると言われています。
タイミングや方法は、たとえば次のようなやり方があります。
- お風呂で「プライベートゾーンって知ってる?」と話を切り出す
- 「おしっこー、うんちー!」と叫んだときは伝えるチャンス
- スカートめくり、ズボン下ろし、カンチョーはダメと伝える。
- 誰かに嫌なことをされたら、話してくれるように約束をする。
年齢が低いほど気軽に話せるので、お子さんが園児や小学生なら伝えやすいチャンスです。
性被害を打ち明けられたら
被害にはプライベートゾーンへのタッチも含みます。性被害や嫌な気持ちを子どもが話してくれた時に、親や大人が次のように反応するのはNGです。
- 「ほほえましいなぁ。楽しそうだね」
- 「スカートをめくってくるのは、きっとあなたの事が好きなんだよ」
- 「嫌なら相手にもやり返せ」
- 「懐かしいなあ、わたし(俺)の時はねぇ……」と思い出話を始める。※最初は子どもの気持ちに寄り添う声掛けをしてあげましょう
プライベートゾーンの考えをもっていれば、大人に相談できる可能性が高くなります。それに、子どもが性の加害者になってしまうことを防げます。
学校の先生や本、信頼できるウェブサイトを頼ってみましょう。
3.中学生高校生にはどうやって性の話を伝える?
思春期や反抗期になると、親子で性の話をするハードルがグンと上がります。
それなら、無理に性の話をする必要はないと私は思います。
中学生・高校生では、「相談する力」にプラスして、「自分で解決方法を探す力」に目を向けてみるのはどうでしょうか。
これは親以外を頼る力です。親離れは少しさみしい気持ちを感じるかもしれませんが、子どもの成長には必要不可欠なステップです。
性の悩みの解決力を高めるために、次の方法があります。
方法1:確かな性情報のサイトをブックマークする。
方法2:信頼できる本を1冊買っておき、子どもが必要な時に読めるようにしておく
「必要があれば見てね」とさらっと淡々と伝えれば、気恥ずかしい時間を短くできそうです。
4.いじめが増える○月は気をつけて
学校でのいじめ発生は「6月」と「9月」の2回、ピークが起こります。クラスでの人間関係ができあがってきて、子ども同士のパワーバランスが見えやすくなる時期です。*2
被害を受けた時に相談してもらえるように、親子のコミュニケーションや性教育の本選びをぜひ始めてみてください。
5.まとめ
スカートめくり、ズボン下ろし、カンチョーは性犯罪につながります。
性被害やいじめから子どもを守るためには、親子のコミュニケーションが大事です。
お風呂でプライベートゾーンを伝えたり、性教育の本を読んだりして、子どものいじめ対策を進めてみてくださいね。
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