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【朗読おすすめ】Youtubeで聴ける深みのある朗読家の方々。怪談でひんやり・寝る前のリラックスタイムに・文学作品を味わう

Youtubeにはたくさんの朗読作品が投稿されています。その中から、とくに肉声で深みのある朗読をされているおすすめの朗読家のチャンネルを紹介します。

 

怪談を聴いて暑い夏の夜にひんやりした気分を味わったり、寝る前のリラックスタイムに聴いたり、文学作品の味わいを深めたりと、それぞれの楽しみ方で、朗読を聴く習慣をつくることはとてもオススメです。

 

サムネイル,朗読,youtubeで聴けるおすすめの朗読作品と朗読家紹介

 

1.巴の空 晴れのち晴れ

小泉八雲『貉(むじな)』

小泉八雲(こいずみやくも=ラフカディオ・ハーン)の『貉(むじな)」』は、日本人なら誰もが良く知っている物の怪が出てくる話です。あのジブリ映画の『平成狸合戦ぽんぽこ』にも、この作品を元ネタにしたと思われるシーンがあります。

 

どのシーンか簡単に分かるので、作品を聴いて当ててみてくださいね。(答えは記事の最後にあります)


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新美南吉『うた時計』

少年とおじさんの会話の中から、登場する人物たちの関係性が明らかになっていきます。演じ分けがしっかりとされていて、ついつい聞き入ってしまう朗読です。


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2.対馬てみ(角田周チャンネル)

太宰治『海』

津軽弁での朗読です。声のスピードに緩急をつけて、地の文と会話文の読み分けや登場人物の演じ分け、登場人物の感情の高ぶりが伝わってきます。(動画内での朗読は2分30秒頃からスタートします)


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対馬さんのチャンネルではなく、青森県の観光紹介ちゃんねるの一部に朗読の動画が含まれています。

 

 

3.石牟礼道子さんの作品を九州の言葉で聴く

石牟礼道子『苦界浄土(くがいじょうど)』

熊本県水俣市で起きた水俣病を題材にしています。高度経済成長がもたらした公害、とスマートに表すことはできません。重度の心身障害を生きる人、その周りに関わる人が「どのように生きようとするのか」を石牟礼道子さんが想像力を凝縮させて書いた文章です。

 

第一部、第二部、第三部とある本作を、九州の方言で朗読されています。2020年5月から地道に発表をされていて、朗読者の方の声は持続的な力強さを感じます。


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4.朗読の魅力は何?合成音声と何が違う?

最近では、音声合成が広まり、情報を伝えるだけなら肉声でなくても事足りるようになりました。音声合成は「何を読み上げるのか」で差別化しますが、「どのように読み上げるのか」は均質化されています

 

ただ書かれている文字を音声化するだけなら、音声合成の「読み上げ」に人はとって代わられます。「読み上げ」と「朗読」の大きな違いとして、「朗読」には「どのように読むか」という読み手の意図がダイレクトに反映されています。スピードの緩急や登場人物の演じ分けというように、「こう読みたい」と、朗読家が事前に時間をかけて考えた思考が反映されています。

 

芸術作品はすべて「こうしたい。工夫を重ねて、実現できた」と熱量を与えてくれて、見たり聞いたりして受け取った側にも、「やろうとすれば、できていく」という希望を与えてくれるものだと感じます。

 

人が肉声で伝える朗読だからこそ、こう表現したい、実現させて伝えたい、というような力強いエネルギーを感じさせてくれます。

 

 

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【『貉(むじな)』が『平成狸合戦ぽんぽこ』で使われたシーンの答え】

その答えは「のっぺらぼう」が出てくるところですね。警察官が助けを求める先で、次々と化かされるシーンに使われていました。