私は今、初心者からプログラミング学習を進めています。
初心者から学習を始めてみて、わたし自身に学習する上での先入観(=バイアス)があったことに気づきました。今日はそれを簡単にシェアします。
1.公式ページは分かりにくい!?
結論から言えば、私が持っている先入観(=バイアス)は「公式の解説ページはとても分かりにくい」という考え方でした。
この影響はGoogleで検索をする場面で目立って現れていました。
- 「input type 方法」とキーワードで検索をして、最初に個人ブログをいくつか開いて読み進める。
- 「append コード例」を画像検索する。
など、技術の公式解説ページがあることが頭にありませんでした。
実はJavascriptには公式サイトの「MDN」があり、Jaascriptで使うコードの基本使用例は全てこの公式サイトに載っています。恥ずかしながらこの公式ページの存在を最初は知りませんでした。
2.学習の王道を見つける難しさ
個人的に独学で学習を進めていることの難しさを強く感じました。
その難しさとは、「王道の学習方法が何かを見つけられないこと」です。
私の場合では、公式サイトを参照することを後回しにしてしまっていたことです。これは各種のAPIを使うときも同じで、多くのブログの簡単解説を読み漁って得た内容が、公式の英語の解説ページ(※自動で日本語訳して読めます)の中でさらに分かりやすく表にまとめられていることがありました。
一言で言うと「公式サイトの方が分かりやすい」という状況が起こり、その事に気づいたときは頭が少し混乱しました。
3.バイアスの原体験
いま私が持っている考え方は、これまで生きてきて経験したことが凝縮された結果だと思っています。そこで私の昔の記憶を振り返ってみると、「公式情報が分かりにくい」というバイアスは、おそらく一昔前のケータイ会社の契約書の意味が分からなかったことから来ていると考えました。
格安スマホは無い時代で、3年縛りの違約金あり、最新メールはセンター問い合わせボタンを押してリクエストしていた時代です。記憶にはほとんど残っていませんが、おそらく過去に携帯料金のことで何か損をした気持ちや嫌な気持ちにになった出来事があったのだと思います。
この、うっすらと何かよくわからないけれど嫌だった体験が無意識のうちにバイアスを生み出していたと考えました。
4.検索の優先順位付け:情報の新鮮さ
私の場合はバイアスが目立って現れていたのは検索をする時でした。
課題を「見るページの優先順位付け」に置き換えると、自分が気付いていなかったバイアスの影響を抑えるために次の行動をする対策を考え付きました。
- まず最初に「〇〇(用語)+公式」と検索をして、出てきた公式サイトで使い方を確認する。
- そこで内容が分からなければ「(自分の学習している言語)+コード例」などで検索する
- 公式解説ページが英語なら、自動日本語訳をしてでも優先的にそのページを読む
付け焼刃の対策でも実際に行動をすることで、無意識のバイアスから意識下にあるバイアスにできると思いました。
5.勉強は嫌なことを思い出させる&解決できれば軽くなる
プログラミング学習では、これまで体験してきたネガティブな出来事が意識されないままに今現在の行動に影響を与えていることを感じました。
- 手書きの方が覚えやすい気がする
- 納得してから次に進めたい
- 薄く広くの学習の誘惑を感じる(狭く深く学習したいです!)
- ネットよりも本が信頼できる
などもおそらくバイアスで、考えるととても大変そうなので、今回は一旦過去の深掘りはやめておきます。
勉強をすることのデメリットは、今現在の行き詰まりが過去に自己解決できなかった体験を呼び起こして、嫌な気分になることだと考えています。できない能力不足の現実を突きつけられると、直面したくない自分を鏡に映されているようでとても嫌な気分にもなります。
勉強で小さな成功体験を感じることができれば、過去の嫌な出来事に紐づいていた自分の感情を浄化できるような気がします。それなら意外とどの分野でも、勉強すること自体が無意識に引きずっていた重たい過去を減らしてくれる効果があると思います。そして、勉強で今の気分が軽くなってどんどん前に進めたいという気持ちが湧いてくる状態が「ノッている」というとても良い状態なんだと思います。