私はいまJavascript・CSS・HTMLの学習を進めています。
IT技術を本で学ぶ時の注意点をまとめました。
1.本の技術はどんどん古くなる。
ITを学習する時に気を付けることは「本に書かれている情報は1週間ごとにどんどん古くなる」という事実です。
基本的な構文やコードを学習するときには本で学ぶことは効果的です。しかし、文法を組み合わせたり複雑なコードを設計する時には、最新情報をネットで参照する必要があります。(多分英語の情報も含みます)
厳密に「何年前の本はダメ」とは指定できませんが、少なくとも「フロントエンドエンジニア」と呼ばれる領域は、本での学習は限界があると感じています。
2.本でのIT学習は「しくみ」を学ぶ時に効果的
IT関係で本から情報を得るときは、ITの「しくみ」について学習をするときは効果的だと考えています。職域としては「バックエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニア」に関係が深いと考えています。
例えば、
- コンピュータの動く仕組み
- コンピューター内での計算
- ネットワークとセキュリティ
- コンピューターの発展の歴史
- クラウドのしくみ
などです。きっと他にもたくさんあります。
本から学習するスタイルは、昔も今も変わらない構造を理解する時に活きると考えています。
3.初級者からの本学習の難しさ
私が初心者からプログラミング学習を進める中で、本を使って学習をしようとした時に出会った難しさは次の通りです。
- プログラミングコードの本と、通信のしくみの本の区別が難しい。
- どの技術を優先して取り組めば良いのかが分からない。
- 名前が紛らわしい。JavaとJavascriptの本を間違えて借りた。
- 図書館の本棚の技術書の数に圧倒される。
- 広く浅く学習するのが良いのか、1つを深堀りするのが良いのか?
そして当然ですが、
- 求人動向
- 業界動向
- ブラック企業の見分け方
などは本にはなかなか載っていません。
2024年9月に出たこんな本もあります。
キラキラしていない業界であることは分かっているので、厳しさが「自分が耐えやすい種類の厳しさ」であることを期待しつつ、どの程度どっぷりと業界に浸かるのかを考えて、一般のIT職から働き方や仕事相手をずらすことも選択肢としてはあると考えています。
4.実務に勝る経験はない
何事もスキルを付けるには実務経験が1番と私は考えています。
お金を頂いてする仕事は、1人で学習することの何倍も価値があります。1サイクル回すだけで、契約・交渉・納期管理・品質管理・請求・支払管理・入金管理・確定申告と多くのことを経験できます。
転職で「専門職」を目指す時には、まったくの知識経験0の状態で業界に飛び込むのは無謀だと思っています。私は1年前後のスパンで最低限の学習をしてから、お金と期限がからむ動き方にシフトしたいと考えています。未経験からの実践なのでまずは腰を据えて学習を進めていきます。