今日は証券口座を3口座同時に開設した話です。
※NISA口座は1つだけの縛りがありますが、証券口座は2口座以上開設することができます。法律違反ではないので好きなだけ開設することができますが、口座維持管理料と売買手数料は見るべきポイントです。
1.証券口座を3口座同時開設した体験談
私は楽天証券とSBI証券を開設済みでした。
今回新しく
- マネックス証券
- AUカブコム証券
- MoneyPartnersFXnano(マネーパートナーズFXナノ)
を開設しました。どの口座も維持管理料は0円です。
なんとか3口座を同時開設してみて感じたことは、昔に口座開設をした時のことは忘れているので、同時口座開設は大変!ということです。
- 規約の多さ
- 手数料の確認
- 投資歴や勤務先情報などの入力
は手間がかかりましたが、無事に審査が通って開設できた時にはホッと安心した気持ちになりました。審査は落ちても損はしませんが結果がわかるまでは少しドキドキします。
2.チャート画面や操作性
- アプリの画面操作
- チャートの表示の配色やレイアウト
- 注文方法
などは各証券会社ごとに違いがありました。推せる特長と言うよりは単なる違いなので、回数を重ねればどのアプリでも慣れることはできそうです。意外とチャート表示の配色に好みがあることに気づけたことが、複数口座を開設してみて良かったことです。
3.手数料は条件付きの無料が多い
3口座の同時開設をして驚いたのが、出金する時に手数料がかかるルートがあったことです。銀行口座の種類や出金回数によっては出金手数料が有料になるケースがあります。入金は無料なので見落としやすい注意点です。
楽天証券では
- 入金も出金も手数料が無料
- 現物、信用ともに売買手数料は無料
だったので驚きました。
4.証券会社の手数料無料はいつまで続く?(予測)
手数料無料化は特別な時期
手数料無料や入金出金が無料である今が特別な時期なのかもしれません。楽天証券の売買手数料は、以前は1日100万円以上の取引に2,000円くらいの手数料がかかっていました。
数年先にはどの証券会社も一斉に売買手数料を有料に戻す可能性もありますが、私はまだまだ数年先の話だと考えています。手数料有料化の兆しに使える指標のひとつがNISA口座の開設率だと当たりをつけています。
NISAをせずにスイングトレードだけをする人は少数派だと思うので、NISA口座の開設人口の割合を見ることで、投資人口の増加を追うことができると考えています。
NISA口座の年代別開設率(独自計算)
公表されている資料から、年代別に「NISA口座開設数÷人口」を計算をしました。
いまの時点の開設率はどれくらいかというと、2024年3月末時点でNISA口座の開設率は全体で20.2%。内訳は30-39歳が最も多く30.6%。次いで40-49歳の27.0%です。
20歳から69歳までをくくると、平均25.0%、中央24.2%、4人に1人がNISA口座を開設している計算になります。この年代の開設率が50%を超えるまでは売買手数料の有料化は気にかけなくてもいいと考えています。
数年の時間軸で考えるなら、手数料が無料の今の時期は短期スイングトレードの経験を積む絶好の機会だと思います。
投資資金の一部を短期スイングトレードに振り分けて、損失が出ても稼いでまた再挑戦をすればいいと思える金額で成功も失敗もしておくことが経験になります。その経験が、遠い将来に売買手数料が有料化された時に回りまわって取引コストを抑えることにつながると考えています。
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参照:
- NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について:金融庁 (fsa.go.jp)https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20240612.html
- 人口推計 各月1日現在人口 月次 2024年4月 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口 (e-stat.go.jp)https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200524&tstat=000000090001&cycle=1&year=20240&month=12040604&tclass1=000001011678&result_back=1&tclass2val=0&metadata=1&data=1