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「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」がとても良かったので、書き残したい。

大阪市立美術館のメトロポリタン美術館展に行ってきました。

今まで行った展覧会の中でも上位に入る印象的な展示でした。

 

メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年|2021年11月13日(土)~ 2022年1月16日(日)大阪市立美術館|2022年2月9日(水)〜 5月30日(月)国立新美術館 (exhn.jp)

 

感じたこと、湧いてきた疑問や不思議なところ、恐いところ、いろいろ感じたことなどを残します。

 

1.魅力的な作品

①『羊飼いの礼拝』エル・グレコ

The Adoration of the Shepherds,メトロポリタン美術館展,CC0

この絵を観ることができて本当に良かったです。

展覧会の中で一番長く観ていました。

何といっても、赤ん坊から放たれる光の表現に強く惹かれました。窓や照明からではなく、赤ん坊からゆらめく炎のような光が出て、周りの人達を照らしています。絵を観た瞬間に、ドクンッと胸を打たれる感じがしました。いたわりや慶び、祝福、希望などを感じました。

 

あの光の表現は、美術館に行って、原画を観ることでしか味わえないと思います。

 

この絵を観るために、もう一度行きたい気分です。あと、手前にいる動物は白い猫が気持ちよく寛いでいると思っていましたが、実際は、純潔を象徴する「足を縛られた子羊」だったようです。ずっと猫だと思っていました。

 

右側の奥で両手を挙げている人は何をしているのでしょう?

 

②『ヴィーナスの化粧』フランソワ・ブーシェ

The Toilette of Venus,メトロポリタン美術館展,CC0

色合いに惹かれた絵です。

人物の横のカーテン?と、奥の空?の、存在感と深みがある青色の広がりに魅入っていました。こんな青色を出してみたい、と感じました。

 

 

③『二人の姉妹』ジャン・オノレ・フラゴナール

Two sisters,メトロポリタン美術館展,CC0

これも、色合いがとても好きな作品です。二人の女の子のドレスの色が華やかで、光の射し方によって、色が変化する様子が感じられます。ドレスの皺や影の描き方はずっと観察していたい気持ちでした。

 

④『マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ』マリー・ドニーズ・ヴィレール

Marie Joséphine Charlotte du Val d'Ognes,メトロポリタン美術館展,CC0

これは、絵そのものよりも、額縁に惹かれました。額縁の上には花のリースや、チューリップやバラのような花を模した装飾がありました。こんな花のオブジェを創って飾れたらいいなと感じました。額縁のなめらかな曲線の模様は、ところどころこすれて風化していて、歴史を感じさせます。

 

 

⑤『テラスの陽気な集い』ヤン・ステーン

Merry Company on a Terrace,メトロポリタン美術館展,CC0

観た瞬間に、「楽しそうだなー」と感じました。キャプションのタイトルを見ると、『陽気』と書いてあったので、「作者の意図が、時を超えて伝わってきた!」と思って、なんだか面白かったです。

 

 

⑥『睡蓮』クロード・モネ

※権利の関係で貼れませんでした。

この絵は意外でした。

「あれっ?モネの睡蓮って、もっとキラキラしてなかったっけ?」と最初に感じました。キャプションを見直してもやっぱりモネの絵です。

二度三度、観て思ったことは、やっぱり、「全然キラキラしてない!」ということでした。

 

解説では、モネは何枚も何枚も睡蓮の絵を描いていたようで、展示されている絵は、白内障を患った時に描いた作品のようです。

 

⑦『リンゴと洋ナシのある静物』ポール・セザンヌ

Still Life with Apples and Pearsm,メトロポリタン美術館展,CC0

何気ない静物の絵かと思ったら、解説に「線の絶妙なバランス」と書いてあり、よくよく見ていると線が斜めに引かれていたり、いびつになっていたりして、微妙にゆがんでいました。床が傾いている住宅に住んだらこんな感覚なのかな(?)というくらいに、ずっと観ていると頭がぐわんぐわんして混乱してくる絵でした。

 

 

2.原画と図録は全然ちがう

図録を観なおして思ったことは、「原画と図録は全然違う!」ということでした。その違いの発生元は、絵の大きさなのか、照明なのか、観る時の体の姿勢や目線なのか、部屋の中の空気感なのか、とにかく全然違いました!

 

原画を観るからこそ、起こる感情があることを実感しました。

 

とはいえ、図録は丁寧な解説があって、大事な思い出にもなるので、私も買いました。展覧会に行く前に読めば、もっともっと色々な視点で絵を見られると思います。図録は大きくて重たいので、会場で買って帰るよりも、楽天ブックスで自宅に郵送してもらう方が楽かもしれないです。


「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」図録 [ 日本経済新聞社 ]

 

 

3.額縁の魅力

展示スペースで思ったのは、額縁を見られるのは、実際に展覧会に行った人だけなんだということでした。作品ごとに違う額縁があり、キュッと絵が引き締まって見えたり、絵よりも額縁に興味が湧く作品もあります。

the crucifixion Fra,メトロポリタン美術館,CC0

フラ・アンジェリコの『キリストの磔刑』では、窓のような額縁で、部屋の中から外を見ているような感覚になりました。

 

Don Gaspar de Guzmán,メトロポリタン美術館,CC0

ベラスケスと工房の『オリバーレス伯公爵ガスパール・デ・グスマン』は、強さを示すためか、額縁の周りに生首がついていて、不思議さと恐さが入り混じった気持ちで観ました。

 

メトロポリタン美術館の公式サイトでは、ほとんどの絵がオープンアクセス(自由に閲覧、ダウンロードが可能)です。絵の解説も載っているので、自動翻訳をして読むことができます。作品の検索は英語名を入れてくださいね。

The Met Collection | The Metropolitan Museum of Art (metmuseum.org)

 

 

4.番外編(大阪遠征)

大阪市立美術館横の銀杏の木

ちょうど見ごろでした。

大阪市立美術館,2021年秋,銀杏



 

パブロ:心斎橋本店の期間限定チーズケーキ。

パブロ,チーズケーキ,期間限定,アールグレイ香る安納芋のチーズタルト

アールグレイ香る安納芋のチーズタルト(期間限定)

11月限定の、安納芋のチーズケーキがおいしかったです。12月は苺のチーズタルトが発売されるみたいです。

チーズケーキ革命!焼きたてチーズタルト専門店PABLO(パブロ) (pablo3.com)



道頓堀

人通りがあって賑やかでした。

心斎橋難波,グリコの写真

大阪に遠征して、とても充実した時間を過ごせました。

いろいろとタイミング良く回れて、休日を満喫できました。