2024年8月のマイナーSQの日は8/9(金)です。
その前日の8/8(木)が最終売買日です。
カレンダーでは3連休があるので、ここで連休前と連休後の短期スイングトレードの見通しを整理します。
1.メジャーSQとマイナーSQの違い
オプションや先物の世界ではSQと呼ばれる日があります。
- 日本は第2金曜日
- アメリカは第3金曜日
この日の寄り付きですべての建玉が決済されるので、ポジションを持っている人はそれぞれの金曜日の寄り付きまでにポジションを解消します。
- 毎月のSQ → オプション取引の決済日
- 3,6,9,12月のSQ → 先物取引の決済も行われる
つまり、先物とオプションの決済が行われる3,6,9,12月をメジャーSQと呼び、それ以外の月をマイナーSQと呼びます。
このSQの日を境にしてトレンドが変わることがあるため、多くの人が注目しています。
2.土日祝に売買できる商品、できない商品
日本での土日祝の投資トレードは、商品によって売買できるものとできないものがあります。
土日祝の取引はできない
- 個別銘柄(現物・信用)
- 上場投資信託(ETF)
祝日には取引ができる
- FX
- 指数先物
- 指数オプション
- 商品先物
- 商品オプション
365日取引ができる
- ビットコイン
日本の祝日に市場の変化に対応したい場合、本格的に始めるなら先物とオプションです。少ない資金でFX口座を開いておくこともできます。
現物取引や信用取引をしている場合は、ダウ平均株価や日経平均株価の変化には祝日集には全く対応することができません。連休中に何が起こるか分からない、何か起こりそうな相場の場合は、連休前に手仕舞いをして現金化しておこうとする人が増えます。
3.SQと連休前が重なる時は手仕舞い
8月第2週金曜日はマイナーSQの日で、その直後に3連休があります。ここで新しいポジションを持ちたい人は少ないと考えています。
そして、金曜日に手仕舞いをする人が大勢いることを推測すると、その1日前の木曜日には私は買いエントリーしたポジションを一旦手仕舞いすることを考えています。2024年8月は8/8(木)です。
もしも、好決算で下落した銘柄があれば木曜日と金曜日の大引けで買う予定です。ただし資金の3分の1で、1回で決め打ちはせずに複数回に分けて買えるようにします。
大引けの注文で買うことで、場中以外はプラスもマイナスもつけないので、休日中に相場のことを考えてモヤモヤして悩む時間を減らすことができます。
5.連休前にポジションを持たないことのメリット
連休前に手仕舞いをするメリットは、連休中に投資やトレードのこと(主に含み損のこと)を考えなくても済むことです。もちろん、ベテランの投資家やトレーダーの方は含み損があってもいつもと変わらないメンタルで休日を楽しんだり仕事をバリバリすることができます。
私の場合は気になることがあると楽しめなかったり、集中がしにくくなるタイプです。ですので、3連休前にはよほど自信のあるポジションしか持たないようにして、短期スイングトレード用の資金はほとんど現金化することが多いです。休日を過ごすパフォーマンスも意識しています。
日本の祝日に休みが重なったときには、FXのデイトレードをする日もしない日もあります。たいていはそんなに都合よくエントリーしやすい相場は現れないので、これまではデイトレードのエントリーを見送る祝日の方が多かったです。
さて、2024年8月7日の日中に、日銀副総裁の「市場が不安定な状況で利上げしない」という発言でドル円は円安方向に反発上昇しました。リスク資産のビットコインも2024/8/5(火)の日中に1回目の底を付けて反発上昇をしています。これらに合わせるように日経平均株価も反発上昇しています。
上昇したポジションは持ち続けずに、2024/8/8(木)の午前中か12時台には一旦手仕舞いをしようと考えています。SQの2日前、連休前、ポジションは軽くしつつ、引き続き「好業績の決算発表後にコンセンサスに届かなかったために大幅に売られた銘柄」の買いエントリーができるように調べていきます。