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本紹介:意思決定『ファスト&スロー』を活かす、『すこしでも確実に社会に役立つ選択をする ~better not perfect』

読み終わった本のかんたん紹介です。

本紹介,better-not-perfect

1.『すこしでも確実に社会に役立つ選択をする』

今日の1冊は『すこしでも確実に社会に役立つ選択をする』という本です。サブタイトルは 〜BETTER NOT PERFECT〜 です。

 

日本語にするなら、「完璧ではないけれど、社会をちょっと良くする行動をする」とも言えます。

 

2.『ファスト&スロー』を引用

この本には面白いつながりがあって、ノーベル経済学賞をもらったダニエル・カーネマン書いた『ファスト&スロー』の内容が何回も出てきます。

 

ごくごく簡単にまとめると、「良いこと」をするために、じっくりと考えて決断をするシステム2の思考が欠かせない、という考え方です。

 

直感的で素早い判断を下すシステム1の思考では、哲学的・道徳的な考え方を最優先にして、「良いからやれ!」 = 「いいからやれ!」 = 「つべこべ言うな!」という言い方になります。相手を黙らせて支配する言葉ですね。

 

反対に、「良いことだから」と感情が動いたとして、他の人や集団にとって突き動かされた行動のメリット・デメリットの両方を考えることが、システム2の思考です。

 

 

3.良いことをするために「ノー」を言う『エッセンシャル思考』

新しい行動が自分も周りも含めて「良いこと」だとして、その良いことを推し進めるためには、「ノー」と言う必要があると書かれています。

 

本当に大切なことに集中するために、「ノー」と断ることのススメは『エッセンシャル思考』の中にも出てきます。

 

 

※私個人としては、『あらたしい自分を生きるために アサーティブなコミュニケーションがあなたを変える』が、よりエッセンシャル思考を実践しやすいですね。

 

 

4.賢い寄付は嫌われる?合理的な寄付

寄付したお金が、「100%どうなってもいい」なんて、なかなか考えられないと思います。お金を提供する以上は、多少見返りが欲しくなるのが人の心だと思います。

 

思えばこれって、ふるさと納税の話に近いような気がします。寄付やボランティアをする人に「裏がある」、とか「別の狙いがある」とか、利益を増やすためにする合理的な行動は、否定的に言われる可能性があります。

 

これを「寄付に見返りを求めていいよ〜」と、一気に新しい価値観を国レベルの制度にできたことは、あらためて凄いと思います。

 

5.明日に活かす

この本を読んで、私が明日すぐにやっていきたいことは、「い

いからやれ!」って言わないようにすることですね。

 

自分にとって良いと思ったことでも、相手や他の誰かにとっては「今じゃない」とか「デメリットが大きい」とかいうことがたくさんあります。

 

そう思うと、自由に良いと思ったことを自由にいつでも発信できるブログっていいな〜っと思います!