このブログでは、短期スイングトレードをテーマに記事を投稿しています。

この記事では、2025年9月29日(月)の前場の動きから、無配銘柄が配当落ち日の前後にどういう動きをしたかを残しています。
短期スイングトレードで、配当をとらないスタイルを試す時に参考にしてください。
1.相場環境
2025年9月末はすこし特殊な環境でした。
【控えているイベント】
- 総裁選開票:10月4日(土)
【株価上昇の材料】
- 米国は金利下げ期待 →米国株上昇 →日本株も上昇期待
- 2025年8月9月と、日経225採用の半導体銘柄主導で日経平均株価が上昇してきた
- 149円台の円高トレンド
【株価下落の材料】
- 日本は利上げ期待 →日本株の下落可能性?
【アメリカ市場】
- S&P500、S&P500ナスダックが5日移動平均線を割れて2日目に戻った。ただし5日移動平均線が頭を押さえている。
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※日足チャートです
※チャートの色分け
・オレンジ:上昇
・白:下落
・赤線:5日移動平均線
・緑線:25日移動平均線
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NYダウ

S&P500

ナスダック総合

2.仮説:無配企業は配当落ち日に連れ安する?
一般的には、配当が支払われた分だけ株価は下落すると言われます。
そこで、次の想定で株価の動きを調べました。
- 無配企業から、配当金がもらえる企業に資金が移動する → 無配企業の空売りで利益を得やすい(???)
- 権利落ち日には下落しやすい → 権利落ち日に、無配企業の空売りをデイトレードですれば利益を得やすい(???)
調べる対象のグループを次のとおりに分類しました。
- プライム:100株で40万円以上
- プライム:100株で20~40万円未満
- プライム:100株で10~20万円未満
- スタンダード:価格指定なし
- グロース:100株で40万円以上
私は普段のトレードではプライム市場の銘柄を対象にしています。スタンダード市場とグロース市場は何か法則性を発見できるかどうか、お試しで入れました。
プライム市場:100株40万円以上の銘柄は次のような動きをしました。
2.5%を超えて動いた銘柄は、キオクシア・ビジョナル・サンケン電気です。
無配株のチャートを見ると、ある傾向がわかりました。
3.個別のチャート
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・日足チャート
※チャートの色分け
・オレンジ:上昇
・白:下落
・赤線:5日移動平均線
・緑線:25日移動平均線
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【ビジョナル】
チャートに忠実な動きをしています。これが、今回の配当落ち日の無配企業の動きの特徴と考えられます。

【楽天銀行】
チャートに忠実という視点では、楽天銀行は上昇しました。

【サンケン電気】
こちらも、権利付き最終売買日に大幅下落して、権利落ち日もトレンドを引き継いでいます。

これらのチャートを見ると「目立ったトレンド変換は起きていない」ことがわかります。移動平均線とローソク足に忠実な動きをしています。
このことから、権利付き最終売買日と権利落ち日の動きについて、次のことが言えます。
- 無配企業は移動平均線とローソク足に忠実な素直な動きをした。
- 直近2カ月で上昇してきたテーマ性のある銘柄(半導体のキオクシア)は、一旦利益確定や現金化が行われて、再び買い直された。
- 配当落ち企業に連れ添って無配企業が下がったかどうかは分からない。
- 日本やアメリカの指数の影響があったかどうかは分からない
4.株価や市場分類ごとの動き
4-1 プライム市場1単元40万円以上
上で見た通りです。
- キオクシアはトレンドテーマの半導体銘柄。一旦現金化して、再び入り直し。
- その他の無配4銘柄はチャートに沿って素直に動いた。
4-2 プライム市場1単元20~40万円未満
どの銘柄も、大方チャートに忠実な動きをしていました。
「無配企業はチャートに忠実な動きをする」という見方が効く時期なら、最初の5分の上昇(上ひげ)で空売りエントリーをする優位性はありそうです。
ボードルア(4413)の5分足

4-3 プライム市場1単元10~20万円未満
見なくていいと感じます。
- 出来高が少ない銘柄がヒットし始める
4-4 スタンダード市場
こちらも購入金額に関係なく、調べる優先順位は下げていいと思います。
- 出来高が少なすぎる銘柄が多い
- 特別空売り料が費用発生する銘柄が多い
4-5 グロース市場
無配企業は多くヒットします。
「動きはチャートによる」でしょうか。今の私には何とも言えません。
こちらも調べる優先順位は下げていいと思います。
- 数が多く調べる時間が必要
- スタンダード市場よりは、出来高がある銘柄もちらほらヒットする
- 特別空売り料に注意が必要
5.まとめ
配当権利付き最終日と権利落ち日に、無配企業の株価の値動きについては次の事実を整理できます。
- 指数に大きな動きが無い場合は、プライム市場の無配企業はチャートに沿った忠実な動きをした。
- キオクシアのように、テーマ性(半導体)のある銘柄は配当権利付き日当日に手仕舞いで売られた。配当落ち日には買いなおしから上昇した。
- 指数の連れ安で、無配企業が下落するかどうかは分からなかった。
- 配当を出している企業の連れ安で、無配企業が下落するかどうかは分からなかった。
次のトレードに活かせる内容は次の通りです。
【権利確定日(=権利付き最終売買日)、またはその1営業日前】
- テーマ性(半導体)のある銘柄は配当権利付き日当日か直前に、手仕舞いの売りを見込んで空売りをする。(例)キオクシア
【配当落ち日】
- テーマ性(半導体)のある銘柄は、前場の勢いを確認してから、後場の買いなおし上昇を見込んで寄付きで買う
- チャートに素直な動きを想定して、無配企業を前場寄付から空売りする
日米の指数が高値圏で総裁選を控えている状況での、配当落ち日前後の無配企業の動きを見てきました。
短期スイングトレードでは、配当をとらずに手仕舞いするスタイルもあるので、参考にしてみてください!
投資とトレードは上達します!