日本の金利引き上げで大きく動いた2024/8/5(月)からの週の相場の動きを考えています
第4回は「日経平均先物に加えて、ドル円とビットコインを見る」です。
1.日経平均の振れ幅
日経平均株価は大幅に下落した後、8/6に10.2%の大幅な急反発上昇をしました。
私の画面でも、ほとんどすべての銘柄が値上がりしていました。
データにも表れています。
日経平均株価:データ | ||||||
プライム市場 | 売買代金 | 日経平均株価 終値 |
騰落率 | 値上がり 銘柄数 |
変わらず 銘柄数 |
値下がり 銘柄数 |
2024/7/30 | 4兆 千億円 | 38,525.95 | ▲0.1% | 445 | 35 | 1,163 |
2024/7/31 | 5兆 5千億円 | 39,101.82 | 1.5% | 1,450 | 18 | 177 |
2024/8/1 | 6兆 円 | 38,126.33 | ▲2.5% | 97 | 7 | 1,541 |
2024/8/2 | 6兆 千億円 | 35,909.70 | ▲5.8% | 14 | 5 | 1,626 |
2024/8/5 | 7兆 9千億円 | 31,458.42 | ▲12.4% | 14 | 7 | 1,625 |
2024/8/6 | 7兆 7千億円 | 34,675.46 | 10.2% | 1,575 | 7 | 64 |
出来高も相当膨らんでいます。
株価が上下している最中に、買ったり売ったりのタイミングが合わずに上で買って下で売って打撃を受けることは「往復ビンタ」と言われています。私自身も何度も経験しています。
2.日経平均株価の往復ビンタより、ビットコインとドル円を見ている
日経平均先物を見れば往復ビンタですが、上下の動きはいつでもあるので、今注目をしてみているのが
- ドル円の円安方向への反発上昇(8/6)
- ビットコインの反発上昇(8/5~8/6)
です。
日本の金利上昇をキッカケにした急激な円高トレンドが、今回の日経平均株価の急落の要因の1つだったので、急激な円高トレンドの短期的な反発があれば、日経平均の反発上昇を見込んでいます。
2024年8月6日(火)に10.2%の日経平均株価の上昇がありました。日経平均を動かす指数だけでなく、ほぼすべての銘柄が大幅に反発上昇したのは想定外でした。もっとじわじわと特定の銘柄グループごとに反発上昇すると思っていたので、一気に全部上がってしまったと感じています。
3.一部の銘柄は通常運転に戻る兆し?
7月~8月にかけては決算発表のシーズンです。いつもは、好業績でも決算発表に届かなかった銘柄は決算発表翌日に売られることが多いので、下げ過ぎた銘柄を拾って短期反発上昇のスイングトレードを狙っていました。
8/6は大半の銘柄が一斉に反発上昇したのでこの手法は使えませんでした。
しかし、多くの銘柄が上昇している中でもなぜか値下がりしている銘柄がありました。8/6(日)も、好業績の決算でコンセンサスに届かなかった銘柄は下落しています。
プライム市場 | 値上がり 銘柄数 |
変わらず 銘柄数 |
値下がり 銘柄数 |
2024/8/6 | 1,575 | 7 | 64 |
この値下がり銘柄数64の中に狙いたい銘柄があります。
狙っている銘柄は、2000番台に3銘柄、8000番台に2銘柄です。
それは、
2802 | 味の素 | 調味料 電子材料、医薬品 |
3.28 | 80 | 5,223 | 1.53% | ||
2212 | ヤマザキ製パン | 食品 | 29.6% 上方修正 |
-4.10% | 1.37 | 28 | 2,665 | 1.05% |
2267 | ヤクルト | 食品、化粧品 | 9.1%増益 (据え置き) |
変わらず | 1.52 | 64 | 2,765 | 2.31% |
8001 | 伊藤忠 | 総合商社 | 1.69 | 200 | 6,400 | 3.13% | ||
8524 | 北洋銀行 | 地方銀行 | 25.8%増益 (据え置き) |
4.9% 上方修正 |
0.31 | 13 | 367 | 3.54% |
です。伊藤忠商事や山崎製パンは自社株買いを発表しています。
私は今は、日経平均株価の他に、
- リスク資産であるビットコイン
- 急落の要因になった円高トレンドの反発上昇
に注目して、買いエントリーをしています。