決算発表シーズンがやってきました。

発表のピークは8月上旬にありますが、6月末からすでに決算発表が始まっています。
1.6月下旬~7月10日
もちろん全て買っているわけはありませんが、値動きの大きかった銘柄をチェックして、動きの傾向を見つけようとしています。
好決算で上昇
- 象印マホービン(電気機器)
- しまむら(小売)
- 霞ヶ関キャピタル(不動産)
- キューピー(食品)
- クスリのアオキ(小売)
- サンエー(小売)
- 壱番屋(小売)
7/9(水)のトランプ関税の方針発表に向けて、「内需銘柄が買われやすい??」とパッと思いつきました。小売・食品の買いに分があるようにも見えますが、そもそもが、今の時期に内需銘柄の決算が固まっているだけでかもしれません。
また、小売セクターの中には決算発表後に下落した銘柄もあるので、ひとくくりに内需銘柄だからと言って何でも買えるわけではないと考えています。
悪い決算で下落
- 安川電機(電子機器)
- DCM(小売)
- あさひ(小売)
- ハニーズホールディングス(小売)
「安川電機の決算内容は、他の製造業の先行指標」という解説もあるので、製造業の先行きが暗い要素もあるということは頭の片隅に置いておきたいです。
ただ、私の頭には「ドル円が底堅い=外需株も底堅い」という考えがあるので、去年9月と今年4月に142円台や140円台でドル円が反発上昇してきたチャートを見ると、ドル円が140円を下回って引けない限りは、数日で急激に外需株が下落し続けることはそうそうないと考えています。
このあたりは、アメリカの金利引き下げの見送りのニュースが関わってきて、見る項目が多くて複雑に感じます。
好決算/悪くない決算で下落
次の銘柄は翌日に下落しても、好決算が後から評価されることを見越して買っていれば利益が出ていた銘柄です。
- 西松屋(小売)
- ウェザーニューズ(通信)
ウェザーニューズ(4825)は、決算発表翌日の前場の動きが興味深かったので、別の記事で振り返ってみようと思います。ぶらされてヒヤヒヤする思いをしました。
3.翌日の動きは地合いによる?
証券アプリの決算発表の説明テキストは、注目するところが書き手ごとにバラバラです。今期・来期・営業利益・当期純利益など、書き手によって「どうにでも書ける」という印象です。
私は仮説として持っているのが、「決算発表翌日の動きは、決算書そのもの以上に指数やイベントなどの環境が影響する」という考え方です。
- NT倍率:日経225採用銘柄か、それ以外か、優位な方から銘柄を選ぶ。
- 騰落レシオ:110付近なら買い始める。140付近なら買いの利益確定。
- 重要イベントの手前:動きにくく好材料に反応しやすい → 決算発表や不祥事がいつも以上に注目されやすい。デイトレーダーの動きも活発になるので、始値と終値に焦点を当てて、ホールドするかを判断する。
- 円高か円安:円高なら輸出株、円安なら内需株
- 関税の影響:関税に関係のない内需銘柄
- 決算発表企業数が少ない:材料に対して資金が集中しやすい
トランプ関税の方向性が見えてきたら、「1,2」と「4,5」を判断基準に銘柄選びをしていく見込みです。注目しているのは、本業が不動産業以外で不動産収入が大きい企業です。短期的に下げているテレビ株などは良いかもしれないと考えています。
百貨店は全国で2025年5月の売上高が前年比-7.0%(4か月連続マイナス)なので、買い候補ではないです。(かといって、チャートの形をみると新規売りはしにくいので、触らないと思います。)
今のところは、内需・時価総額の大きい株・不動産収入が大きい上場企業を優先しようと考えています。1Q決算が多い時期ですが、本決算を発表する企業には、次のスクリーニング方法も合わせて絞り込みをする見込みです。
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