職業スキルには、通用する耐用年数があるという話です。
専門職・総合職と、キャリアを考える上で、今どんなスキルを持っているかが見られます。
耐久性があるスキルは「ソフトスキル」であり、次のものが当てはまるとされます。
- プロジェクト管理
- コミュニケーション
- リーダーシップ
- デザイン思考
※デザイン思考が何かは、私はよくわかりません。
半耐久性があるスキル
- 産業や業界のフレームワーク
陳腐化しやすいスキルは、次のものと言われます。
- 組織特有のもの
- プログラミング言語
プログラミングは、技術進歩のスピードが速すぎて、人間の学習が追い付かないからかもしれません。
ここまでの分類は、『リスキリング 実践編』に詳しく書いてあります。興味のある人はぜひ読んでみてください!
「リスキリング」と聞いて受ける印象は、「能力アップ・できることが増える」という意味合いで、ややプラスよりの言葉だと思っています。ただ一方で、殺伐としたリスキリング環境は確かに存在すると感じています。
- 企業側:リストラするための合法的な手段:損害保険会社の社員を、突然違う職種(グループ会社の介護職)に配置換えして、合法的に人員削減をする事例(2019年) ※これはリスキリングではありません。
- 従業員側:転職や副業を通じて行う、生活防衛・自己防衛のための手段。
「リスキリング」はもっと希望がもてる言葉です。なぜなら、それは個人の意志でキャリアを選んで、成長産業へ移動するための準備プロセスだからです。
リスキリングをするにも、お金と時間を必ずかける必要があるので、どこかで一歩を踏み出す決断力と続ける胆力が必要で。圧倒的にお金をかけるか、圧倒的に時間をかけるかをすれば、元いた場所には戻りにくくなるので、先に進む力も強まります。
その先に本当に自分の性に合った働き方があるかどうかは未知数なので、人生の賭けにもなります。私は異業界・異職種への転職をしてきて、良いことも悪いことも色々とありました。それらを踏まえて、リスキリングは明るい希望を与えてくれる、人生の中での実りが多い賭けだと思っています。