このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)
7冊目は『エッセンシャル思考』です。
1.著者の経歴
- シリコンバレーのコンサルティング会社THIS IncのCEO
- スタンフォード大学で講師を担当
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
1位 | アサーション | ◎ |
2位 | 段取り・優先順位付け | ◎ |
得られるスキルは1位が「アサーション」、2位が「段取り・優先順位付け」です。
2-2 位置づけ・読み方
「スイスイ読める本」で「理論と実践のバランスが良い」内容です。
読書は「スピード感を大事」に、「必要なところを抜き出す」読み方がオススメです。
3.内容
どうやって依頼を断ればいいか
「断ることは良いこと」と強く主張されています。
具体的な言い方も紹介されていて、断り方のレパートリーを増やしてくれます。
- 予定を確認して折り返します。
- どの仕事を後回しにしますか?
- 別の人を紹介します。
今日から使えそうです。
断らないと燃え尽きる(バーンアウト)
断らないことのデメリットも丁寧に解説されています。
- 「決断疲れ」という状態
- 「限界なんてない、なんだってこなせる」
こうした感情でいる状態が続くと、他人が決めたことをモクモクと実行する人になり、燃え尽きてしまう可能性があると注意が呼びかけられています。
自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう。
選ぶという行為に自覚的になる
4.私の考え方・良かった言葉
4-1 私の考え方
断ることはとても難しいことのように感じます。
私も含めて多くの人にとって大切なことは「自分を大事にするために、落としどころを交渉する態度」だと感じています。奉仕のサービス精神だけでは自分の健康をいよいよ守れなくないほど仕事の負荷は高まっています。
普段の日常で仕事をしているだけでは得られない考え方をくれる内容であり、名著と呼ばれている理由がわかります。
4-2 良かった言葉
われわれに必要なのは、もっとゆっくりイエスを言い、もっとすばやくノーを言うことだ。
早く小さく始める。
最低限意味のある進捗は何か?
われわれに必要なのは、もっとゆっくりイエスを言い、もっとすばやくノーを言うことだ。
1人で動かせる順番は何だろうか?
5.関連記事の紹介
最近は上下関係を薄めた「フラットな組織」がブームです。そうした組織では、管理職が手や口を出さない悪影響として、業務量の偏りが起こり、バーンアウト(燃え尽き症候群)を起こす社員が出る可能性が高まります。管理職の怠慢を問い直す記事です。
以上、『エッセンシャル思考』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。