このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)

89冊目は『ファシリテーションの教科書』です。
1.著者の経歴
- 吉田素文(Yoshida Motofumi)氏
- グロービス経営大学院教授
- 立教大学大学院文学研究科教育学専攻修士課程修了。
- ロンドン・ビジネススクールSEP修了。
- 大手私鉄会社勤務を経て、2000年よりグロービスに参画
2.ビジネススキル
獲得できるスキル
| 1 | 会議術・ファシリテーション |
| 2 | タスク分解力・タスク管理力 |
| 3 | 段取り・優先順位付け |
位置づけ・読み方
- じっくりと理解する
- 理論的・抽象的な内容
- 新しい着眼点を見つける読み方
3.内容
前置きとして、本書はとても詳しいファシリテーションの解説書です。
この記事の内容は10%も内容を満たしていません。
ぜひ、汗水を流して1冊読んでみてください。
ファシリテーションの役割
「ファシリテーション」の役割を整理しています。
- メンバーに腹落ち感を生み出す。
腹落ちとは、
- 上位の方針や目的を、その理由や背景と共に具体的に理解すること。
- その方針や目的をブレイクダウンし、自分の生み出すべき成果、そのためのあるべき業務のプロセスを具体化すること。
- 目的や方針に沿って、自分の仕事の「あるべき姿」を描くこと。
- ワクワク感や当事者意識を持てるレベルまで納得すること。
ファシリテーターは頭が真っ白になる
本番の議論が飛び交い始めてから考えようとすると「頭が真っ白になる」という状況が起こります。
これを予防するためには「論点の地図」を事前に考えることが必要とされます。これを著者は「議論の仕込み」と名付けています。
- 議論終了後の状態を言語化する
- 論点=主張や意見そのものが答えになるような「問い」を考える
- 複数の論点同士の関係性を考える
こうして事前準備をした判断基準に基づいて、当日に交わされる会話の重要性を整理し、議論の進め方をコントロールします。
そして、
- アクションの選択
- 合意形成
を行います。
議論の前に確認すること
準備をする時に確認する項目として、次の要素が挙げられています。
- 議論の目的(何のために)
- 議論の背景(なぜ議論する必要が生じているか)
- 議論の重要性(議論することはどのくらい大事なことなのか?)
- 議論するための一般的知識と経験
- その話を具体的に理解するための情報とイメージ
これらが不足したまま進むとメンバーが強いストレスを感じます。
4.私の感性
良かった言葉
議論の仕込みを行う
私の考え方
本書では、
- 会議中の会話で使う方法論を「議論の捌き」
- 会議の事前準備を「議論の仕込み」
と名付けて整理しています。
「論点の地図」という概念を知り、1人でどれだけタスク分解をして考え、整理することが、ファシリテーターに求められることを強く刻み込むことができた1冊でした。
5.関連記事の紹介
本書と相性が良い1冊は、『コンサルだけが知っている伝え方のテンプレ』です。
話す前に言語化する行動習慣をトレースできます。
以上、『ファシリテーションの教科書』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。