このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)

73冊目は『仕事ができる人がキリの悪い時間にやっていること』です。
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1.著者の経歴
- 本山祐輔(Motoyama Yusuke)氏
- 慶応義塾大学商学部卒 グロービス経営大学院MBA修了
- PwCコンサルティング勤務歴
- 株式会社グロービス勤務歴
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
得られるスキルは次の通りです。
| 1 | 時間管理術 |
| 2 | タスク分解力・タスク管理力 |
| 3 | 段取り・優先順位付け |
2-2 位置づけ・読み方
- スイスイ読める
- 理論的・抽象的な内容
- 実際の具体的な働き方を当てはめる読み方が合っている
3.内容
A キリの悪い時間に仕事をしにくい理由
著者はキリの悪い時間に仕事をしにくい「4つの理由」があると書きます。
- スイッチングコストがかかる:直前までしていたタスクへの集中が残っている(=注意残余)
- 予期不安がある:未完了のタスクが気になる(ツァイガルニク効果。その予定までの時間がすべて準備時間だと思ってしまう。
- 時間のブロッキングに失敗する
- 選択肢が多すぎる
この中で「④選択肢が多すぎる」については、
- 情報処理能力の限界
- 決定権の後悔への不安
- 完璧な選択をしたいことから生じる圧迫感
などの要素がからむことで、さらにタスクを進めにくくなります。
B時間の分類と、最適なタスク
先の予定がなく、集中できる場合
- タスクを絞り込んで一点集中
- 手をつけていなかった重要なタスク
先の予定があり、中断が見込まれる場合
待ち合わせや訪問までの時間は集中しにくいので、準備のために時間を使うことが推奨されます。
- ToDoリストの作成
- 負荷の低い仕事
- スマホで完結する処理
- 短時間でできるインプット
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4.良かった言葉・私の考え方
4-1 良かった言葉
まず邪魔なものを机の上から取り除く(ポモドーロ・テクニック)
4-2 私の考え方
予定までの時間がすべて準備時間に感じる現象に「予期不安」という名前が付けられていたのが良かったです。
名前が付くことで対処ができそうです。
また、ポモドーロ・テクニックをするには「きれいな机がまず最初に必要」と気づけたことも良かったです。
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5.関連記事の紹介
段取りの本では次のビジネス書が私のおすすめです。
机をキレイにすると作業がはかどる話は、こちらの記事でも書いています。
以上、『仕事ができる人がキリの悪い時間にやっていること』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。