このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)
3冊目は『仕事のできる人がやっている減らす習慣』です。
1.著者の経歴
- 中村一也氏(Nakamura Kazuya)
- 京都大学経済学部卒
- 金融機関でデータ分析を担当
- データサイエンス教育総合研究所勤務
- 大学研究員、講師
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
1位 | アサーション | ◎ |
2位 | 業務改善力 | ◎ |
3位 | チームマネジメント | ◎ |
得られるスキルは1位が「アサーションスキル」、2位が「業務改善力」、3位が「チームマネジメント」です。
2-2 位置づけ・読み方
この本は「理解をしながら読む」内容です。
「自分自身の動き方を振り返り」ながら、「次に実践することを決める」読み方がオススメです。
3.内容
3-1 働く時間が減る時代のチーム仕事
この本は「働ける時間が短くなっている一方で、業務量は変わらないか増えている」という状況にある人に向けた本です。
この本で示されているのは「チームで仕事を成果を達成する動き方」です。
- 仕事そのものの必要性をメンバーと話し合って減らす。
- 他のメンバーに助けを求める動きに慣れる。
- 仕事の依頼を断り、複数人でタスクのゴールを達成する考え方をする
3-2 仕事を抱え込む理由
頼れないことの心理的な課題を整理できます。
- ステータスの脅威:地位や評価が下がる
- 関係性の脅威:断られたら拒絶されたと感じる
- 公平性の脅威:対等な立場が崩壊する
- 自律性の脅威:自分でコントロールできなくなるストレス
- 確実性の脅威:リクエスト通りにしてくれる可能性が下がる
3-3 自己犠牲をしない
「仕事ができるようになりたい」、「もっと仕事をしたい」と、熱量が知っておくと良い、タスクの性質がわかります。
たとえば次のようなことです。
- 職場の仕事をみんなで分け合っている状態で、仕事の範囲が不明確。
- あなたが担当する可能性のある仕事は「職場にある仕事すべて」
- 優秀な人であればあるほど仕事を振られる。やるべきことがなくなることはありません。
4.私の考え方・良かったことば
4-1 私の考え方
労働時間が短くなっていく環境で、1人で完了できるタスクには量の上限があります。
仕事を頼んで任せるスキルや、手一杯のときに安請け合いせずに断ることはますます求められます。
自己犠牲をせずに、チームでの目標達成を目指すメンバー視点からチーム作りをするソフトスキルもこれから必要性が高まると考えています。特に、人を頼れない5つの理由は振り返りに使いたいと考えています。
4-2 良かった言葉
本の中から、心に響いたフレーズを紹介します。
自己犠牲で仕事を引き受けない
頼みごとをされた際に読み返すことをリストアップしておく
ボールを持たないメリットは説明責任を回避できること
5.関連記事の紹介
業務改善を部署横断的に実践したプログラミング発表会を観た時の記事です。
以上、『仕事のできる人がやっている減らす習慣』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。