このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)
17冊目は『仕事の評価がグングン上がる人の報・連・相のワザ』です。
1.著者の経歴
- コンサルタント
- 代表取締役社長
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
1位 | 報告連絡相談 | ◎ |
2位 | ボスマネジメント | ◎ |
得られるスキルは1位が「 報告連絡相談」、2位が「 ボスマネジメント」です。
2-2 位置づけ・読み方
「スイスイ読める本」で「理論と実践のバランスが良い」内容です。
読書は「スピード感を大事」に、「必要なところを抜き出す」読み方がオススメです。
3.内容
話す内容
上司が受けたい報告は、次の通りです。
- 今進めている仕事の進捗
- うまくいっていない事のマイナス情報
- 現場に何か変化が起きていないか
これらは「相手が聞きたいことを話す」というスタンスで解説されています。
報告するタイミング
報告をするタイミングに迷うことがある人は、次のタイミングを基準にできます。
- 計画と進捗に差異が出た時
- 特定の状況になった時
- 特定の日時、数値に到達した時
報連相は多すぎるくらいが上司は安心します。
場面ごとの報告のしかた
場面ごとの解説スタイルが解説されます。
- 成果やいいことの報告のしかた
- 優先順位をつけて欲しい時の伝え方
- 中間報告を忘れてしまっていた時の伝え方
4.良かった言葉/私の考え方
4-1 良かった言葉
上司が上司にどのようにどのように方向するかを考える
「どういう風に(上司の)上司に報告していますか?」と質問をする。
報告スタイルを作る
事前の手間は必要ですが、報告のタイミングや形式を決めておくことで、コミュニケーションコストを下げることができます。
4-2 私の考え方
報告・連絡・相談は、「ほうれんそう」でサラッと流されてしまい、言う側と聞く側の認識のズレが起こりやすい言葉です。
- そもそも相手と関わること自体をためらう段階
- 話すことを頭の中で整理する段階
- 話しかけるタイミングに迷っている段階
- 声に出して実際に話す段階
と、報告連絡相談がスムーズにいかない理由は複数あります。
また、これから先は転職する人や時短勤務の人がどんどん増えて「フラットで上下関係の少ないチーム」が主流になると私は考えています。
チームの報告連絡相談は大きな課題です。どのタイミングで、どういうスタイルで報連相をするかはメンバーごとにバラバラです。報連相の方法を統一するための交渉スキルや話し合いの態度が求められると考えています。
さらに、
- リーダーは「支援」の態度なので、指示をしない。
- 週3日の時短勤務メンバーに対しても情報共有が必要
- 情報共有と発信が、週5で出社している人の責任になる
という流れで、情報共有の負担は、出社していて率先して行動できる特定のメンバーに偏ります。
「報連相の仕方を標準化する労力を誰が引き受けるのか?」は、リーダーが気を配る課題の一つだと考えています。
5.関連記事の紹介
リーダーが忙しすぎて手が回らない状況や、報連相を遅くする無関心社員の存在について次の記事で書きました。
報連相ができるようになったら、次に向き合う課題は報告連絡相談をしない同僚の存在です。
以上、『仕事の評価がグングン上がる人の報・連・相のワザ』の紹介でした。
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