このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)

120冊目は『システムの問題地図』です。
1.獲得できるスキル
| 1 | 業務改善 |
| 2 | 制度づくり |
2.内容
システムを導入する上で起きる問題が生々しく整理されています。
あいまいになる領域
- システムの主管
- 扱うデータの責任元
- エンドユーザーを管理する責任部署
構造的な問題
システム導入の問題点として、次のものが挙げられています。生々しくリアルです。
- 多重請負構造
- 購買部門が干渉してくる
- ユーザー企業でシステム部門の地位が低い(いい人材も予算もつけてくれない)
- ユーザー部門、ベンダー部門で、個別に選びたがる(ネットワークはA社、アプリケーションはB社、ヘルプデスクはC社と、バラバラに外部委託したがる)
- ユーザー部門が勝手にシステムを作っている
IT業界の構造、商習慣、慣習、法律、プロジェクトマネジメントの基礎知識、ITサービスマネジメントの基礎知識、ビジネスマネジメントの基礎知識、プロジェクトの基礎知識、ベンダーの実体、IT技術、ITの潮流……これらをまったく知らず、あるいは勉強しようともせず、ふた言目には「ITシロウトだからわからなくて当然」と開き直る購買担当者。
3.私の考え方
良かった言葉
コミュニケーション系のシステムには定量成果を求めないようにする
私の感性
著者はIT関係で実践してきたからこそ、リアルで生々しい問題点が整理されています。
本を読み進めると、そもそものIT技術技術の知識以前の社内でのナワバリ意識や、人事のパワーバランスが元にある内容も多いです。DXはパソコンのモニターに向かっている時間よりもこうした社内の人間との調整事の気苦労が多いと感じます。
著者が購買担当者には相当苦労をさせられてきたことが伝わります。自動車関係の購買担当者は、委託業者(昔の言葉で下請け会社)に圧をかけることで知られています。ニュースにもなっています(新卒や中途転職の候補からは外した方がいいかもしれません)
システムは人が使うものなので、
- この人たちのために、大事な時間・体・心を提供し続けていいか
は、DXの仕事に関わるときに持っておきたい判断軸と考えています。
以上、『システムの問題地図』の紹介でした。
4.次の1冊
沢渡あまね氏の本は、仕事術を学ぶ上でオススメです。
業務改善のど真ん中のテーマを扱った本が『業務改善の問題地図』です。
このブログでは、仕事術と合わせて、どんな人でも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。