このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)

119冊目は『異文化理解の問題地図』です。
1.獲得できるスキル
| 1 | チームづくり |
| 2 | 説明力 |
2.内容
外国人人材との関わり方
テクニックとして、次の言葉を避けることで伝わりやすさが変わると説明されます。
- あいまいな言葉:できるだけ、時間があったら
- カタカナ言葉
- 専門的過ぎる用語(言われなくても分かるだろう)
また、こうした言葉を使う側の要因として、著者は「聴き手に責任を押し付けられるコミュニケーションスタイル」にあるとしています。
そして、外国ルーツの人材の背景としては次の事情があります。
- 競争社会で生きてきた →評価に敏感
- 多民族国家なので言葉を重ねることがキホン →主張すれば欲しいものが手に入る
外国人人材への伝え方のコツ
ワザ
- 言葉の量は5割増し、必要なことは最低3回繰り返す
- 理由と目的を伝える
- イエス、ノーを明確に伝える
- 口角2割アップを心がける
- 図やイラストの文字数は50字以下にする
- 回数とタイミングを具体的に決める
ほめる、叱る
- 結果をほめる
- プロセスをほめる
- 建設的に叱る
- 励ます
- 期待の言葉を言う
- 5回褒めて1回叱る
- ほめる時は声のボリュームを2割増しにする
その他の手段
- 仮想敵をつくる:シノギを削るの部署、シェア争いをするライバル会社、クレーマー客、行政、口うるさい創業社長
- ノミュニケーションは使える
対策
伝える内容と方法、任せ方は次のテクニックが使えます
- ルールを見えるようにして、周知する
- 上司のこだわりを言語化する
- 半年~1年のメリットと、1-3年で得られるメリットを説明してイメージを持ってもらう。:働き続ける
- 外国人にしかできない仕事を与える
そして、国籍ごとにも相性があるので、歴史的な国同士の関係性を知っておくことも案内されています。
3.私の考え方
良かった言葉
根本原因は、聴き手に責任を押しつけられるコミュニケーションスタイルにある
私の感性
日本で働く日本人として考えると、私自身にとっては、外国人人材の入社は6か月~1年はメリットがあると思います。
- 日本人ですら分からない、ローカルルールや意味不明の非公式の承認手順が言語化される。その結果、労力を減り、業務改善につながる。
- 新卒や中途入社の社員にとって、状況を把握しやすくなる。
- 1社で滅私奉公してきた社員比率が低下するので、新しい人を受けいれる余裕ある気持ちが社員に広がる
1年を過ぎた時を考えれば、日本国内で働く人は国籍を問わず「良くも悪くも、多数派の日本人に馴染む」性質があるので、「できるだけ何もしない方が得」という態度を日本人と同じように表す外国人も出てくると思っています。
「言われたことだけする」は合理的な行動で、それ自体は否定されるものではありません。仕事を指示する立場としては、
- 何を高評価するか
- 高評価の対価は何か
- 人事評価制度が明文化されていること
- 成果として求める水準
を言語化して残して、上司・部下ともに1年以上参照することに耐える指針にして、ブレさせないことが大事と考えています。
ここ数年は、「これだけ最低限していれば十分だ!」という基準に対して敏感なセンサーを持つ人が増えていると感じています。
「何をしていれば十分か」を雇用する側や役職者が発信してくれることが、ここ数年、人が安心して働くための条件の一つとして意識されていると感じます。
動き方の暗黙の正解を探る態度・上司の頭の中の正解を求める態度を、多くの人が強いられてきて、しなければ「空気を読めない」とされてきた背景があり、右も左も分からない新卒の時からそういう人たちに接し慣れてきたことが背景にあると推測しています。
- すでにある
- もう決まっている
- 意見をはさむ余地は1ミリもない、
それは諦めではないでしょうか。そうした場に居つづけることで「自分にも効果を与える力がある」自信は奪われます。行動力は痛みもなく削られていきます。
私が好きな表現に「移動するゴールポストを追いかける」という表現があります。『ビジョンプロセシング』に書かれていた言葉です。
仕組みは「既にある」ではなく、これから調整して「つくる」ものというのが私の感覚です。多様な人に動いてもらうためには必要な感性だと考えています。
以上、『異文化理解の問題地図』の紹介でした。
4.次の1冊
変化の激しい時代(VUCAの時代)と呼ばれています。
すでにある正しさの価値が変動する時代に、人と目標を決めて進んでいく方法をこちらの記事の2冊から学べます。
このブログでは、仕事術と合わせて、どんな人でも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。