このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)
11冊目は『人生が充実する時間の使い方』です。
1.著者の経歴
- カリフォルニア大学のMBA教授
2.ビジネススキル
2-1 スキル表
1位 | 習慣づくり・健康促進 |
○ |
得られるスキルは1位が「 習慣づくり・健康促進」です。
2-2 位置づけ・読み方
「スイスイ読める本」で「理論と実践のバランスが良い」内容です。
読書は「スピード感を大事」に、「必要なところを抜き出す」読み方がオススメです。
3.内容
自由時間が2時間以下の人は幸福度が下がる
この本では、働く時間「以外」のプライベートの時間の使い方がメインテーマです。
著者は、1日のうち自由に使える時間が2時間を下回ると幸福度が下がると書き、次のように注意を呼び掛けています。
忙しさが人の価値を現わすステータス・シンボルになってしまった(12ページ)
自分の生活が立ち行かなくなってしまうほど時間を与えすぎてはいけない
そして、良い時間の使い方の基準に、
- 豊かだという実感をはっきりと感じられるか
- 時間が充実しているかどうか
という主観的な感情を挙げています。
人生の長期目標を見つける
この本は幸福度をテーマにしているので、言葉を変えて「何があなたの幸せですか?」と何度も呼び掛けています。
とはいえ、急に人生の目的を聞かれても即答することは難しいので、「幸せとは何か」を深掘りするための方法が次のように解説されています。
- 最も幸せな活動を3つ書き出す。
- 最も幸せでない活動を3つ書き出す
- 1と2の共通点を探す。
4.私の考え方・良かった言葉
4-1 私の考え方
この本の伝えたいことは、(労働に100%フルコミットするにせよしないにせよ)「労働が人生の幸せという長期的な目標に沿っているかを振り振り返った方が良いですよ」と私は読み取りました。
先ほどのワークを自分で手早くしてみると、
幸せに感じること
- 美味しいごはんを食べている
- 穏やかな気持ちでいられる
- 新しい物事の刺激を感じられる
不幸せなこと
- 行動を何から何まで支配される
- 他人の価値観の通りに動かされる
- 自分で辞め時、切り時を選べない
見えてくる価値観の共通点
- 人と程よい距離感を保ちたい
- 感性に基づいた行動スピードを速くしたい
- 未知への好奇心を持っていたい
4-2 良かった言葉
速度を落として、自分が過ごす時間を実際に味わうための時間が欲しかったのです。
豊かだという実感をはっきりと増やすには、時間を節約するのではなく費やす必要があるのです。
5.関連記事の紹介
働く人も、サービスを受ける人も、時間の使い方が、
- 超スピード作業で目的を終わらせるサービス
- ゆったりとした時間を一緒にお供する仕事
に二極化する未来のことを書きました。
以上、『人生が充実する時間の使い方』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。