このブログで、年間300冊のビジネス書のアウトプットをしていきます。(※期間:2024年12月28日~2025年12月27日)
1冊目は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』です。
1.著者の経歴
- 西原亮(Nishihara Ryo) 氏
- 慶應大学卒
- コンサルティング会社勤務歴
- 牛乳屋の2代目
2.何が学べる?
2-1 スキル表
1位 | 心構え・マインド | ◎ |
2位 | ボスマネジメント | ◎ |
→ | 会議術・ファシリテーション | 〇 |
→ | ノート術 | 〇 |
→ | 読書術 | 〇 |
得られるスキルは1位が「心構え」、2位が「ボスマネジメント」です。
※ボスマネジメントとは、部下の側から上司の動きをコントロールする考え方です
2-2 位置づけ・読み方
「スイスイ読める本」で「実践的・具体的」な内容です。
読書は「スピード感を大事」に、「サクッと必要箇所を抜き出す」読み方がオススメです。
3.私の考え方
3-1 情熱がある職業人の態度を真似る
この本の一押しポイントは「仕事に情熱をかける態度」を感じられる点です。ハードワーク上等!成果を出して生き残る!スキルを高めるために食らいつく!柔らかい印象の文からは、後ろに隠されたタフな態度が伝わってくるので私は好きです。
最近流行りの「給料がでる時間だけできるだけ楽に働ければそれでいいよね」という風潮とは真逆です。どちらかというとパワハラと長時間労働が全盛期だった~2010年代を生き抜いた職業人の価値観と考え方を吸収できるレアな本です。
3-2 ボスマネジメントで生き延びる
ボスマネジメントもこの本の大きなテーマです。
2010年代に大量に存在していた暴言・激詰めをする上司の元ではボスマネジメントの考え方が無いと比喩ではなく物理的に死にます。私も死にかけましたが生き延びて今があります。
雇われている限り上司は選べないですよね?
私は、今もばれない場所でパワハラがしたくてウズウズしている40代後半~50代60代は大勢いると身構えています。
さらに、ジョブ型専門職で少数派として複数の職場で働く場合は年下上司もあり得ます。パワハラ全盛期を知らない年下上司による暴言攻撃に出会うかもしれません。
- 職業スキルを高める
- ボスマネジメントのスキルを伸ばす
この2つは身を守るためには必須です。
4.良かった言葉
本の中から、心に響いたフレーズを紹介します。
最初から人に頼ったり仕事を振るのがうまい人はいません。大事なことは頼ることを諦めないこと。
「どうしたらいいでしょう?」と聞く人は指示待ち人間。作業だけを振り、頭を使う仕事は与えない。
上司が喜びそうな答えを当てに行かない。自分が考えた最善の考えを上司にぶつける。
5.関連本の紹介
任せるコツ
- 「業務量の偏りを上司は見てくれない」
- 「サボる同僚に不満がある」
- 「任せること自体が気持ちの負担になっている」
こうした状況から抜け出せる仕事の任せ方がわかります。
雑用は上司の隣でやりなさい
規則ガチガチで厳しい上司を持つ銀行員が書いたボスマネジメントの本です。上司からの評価を、部下側からコントロールできるとしたら、楽になりません?
世界でいちばんやさしい会議の教科書
会議のファシリテーションの入門書です。私もこの本から読み始めました。
以上、『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の紹介でした。
このブログでは、仕事術のほかに、だれでも気軽にできる職業キャリアのつくり方を発信しています。