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【わかりやすく簡単に解説】ChatGPTの種類と違い:GPTo1-preview,GPTo1-mini,GPT-4o,GPT-4omini(体験談あり)

2024年9月にChatGPTの新しいシリーズが登場しました!

 

その名も

  • o1-preview
  • o1-mini

です。この最新モデルの2種や、これまでに出ていた

  • 4o
  • 4o mini

の2種を合わせて、それぞれの種類の特徴と違いを分かりやすく解説します!

 

最新版ではすごいことができるようになっています。また、意外と以前のバージョンの方が使い勝手が良いこともあるので、それぞれのバージョンの特長を合わせて使い分けてみてください。

 

毎日火曜日にプログラミングやIT関連の記事を投稿中です。

ChatGPTo1preview解説,o1mini解説,バージョンの使い分け方の初心者向けオススメ



 

1.ChatGPTのおさらい

大事なポイントは、ChatGPTは「リアルタイムで検索していない」点です。

 

ChatGPTの学習は「LLM(Large Language Model・大規模言語モデル」と呼ばれ、質問に応じて、OpenAI社がインプットさせた大量のデータの中から回答が生成されます。

 

そのデータは「2023年10月」時点のデータです。つまり、2024年9月時点の明日の天気予報や、Amazonの在庫状況を調べることはできません。

 

回答には「ハルシネーション」と呼ばれる嘘が含まれる場合もありますが、「ハルシネーションを避けて分からない時は分からないと答えてください」の指示を含める対策をとることで減らすことができます。

 

 

2.バージョンごとの違いを解説!

2024年9月12日に、最新バージョンのGPT o1-previewGPT o1-miniがリリースされました。

 

バージョンごとにできることが違うので整理しましょう。

 

結論から言えば、実用に耐えるのはChatGPT4o(オムニ)ChatGPT4o mini(オムニ ミニ)です。

 

1つずつ特徴と合わせて解説します!

 

GPT o1-preview

得意とするのは次の問題解決です。

  • 複雑な問題解決 (例:調査、研究、戦略立案、プログラムコードの修正、数学化学分野の応用)

分野横断的で専門性の高い内容の思考が得意です。

 

これまでのGPT4oに慣れた人にとっては、回答が返ってくるまでの秒数が長いと感じるかもしれません。また、シンプルすぎる質問に対しても10秒以上の時間をかけて思考をして回答の文章を作ります。ダイレクトな回答よりも、より複雑で多くの分野を横断する思考に使うことが良いと公式でも発表されています。

 

chain of thought」と呼ばれているありがたい技術なのですが、簡単な問題ほど連想しすぎて回答が専門的になる傾向があります。

 

GPT o1-mini

こちらの特長は「とにかく回答が速いこと」です。

 

より複雑な課題解決をする上で、定型的な作業要素が濃い作業ならGPTo1-miniが適しています。

 

使ってみると本当に爆速で文章を生成してくれます。

 

 

3.実はGPT4oの方が優れている点

o1-previewやo1-miniよりもGPT4oの方が優れている点があります。

 

GPT-4o

私が考える一番重要な点を挙げるとすれば、

  • 画像のアップロードができる

点です。今のところ、画像のアップロードはGPT-4oとGPT4omniだけで使える機能です。

 

わたしは画像からテキスト抽出、データ加工のユーザーなので、この機能は絶対に外せません。ブラウザ版(ChromeやBingやFirefox)ではminiは画像のアップロードはできず、アプリのみの機能であることには注意してください。

 

ChatGPTの機能や回答をどんどん試したい人にはこのバージョンが適しています。

 

GPT-4o mini

GPT-4miniのメリットは何と言っても利用回数の制限が無いことです。

 

また、アプリ版では音声入力と音声回答ができることも魅力です。「速い回答」が得意なバージョンで、「出力形式が確定している作業タスク」はミスなく短時間で行えることがが強みです。

 

「mini」=「速い」と捉えて大丈夫です!

 

 

4.有料版20ドルの回数制限は?

ChatGPTには無料で使える機能と、有料で20ドルを払うことで使える機能があります。

 

最大の違いは「回数制限」で、これからChatGPTのことを深く知りたい人や、トレンドを追いかけたい人は有料20ドルのプランをオススメします。料金のことはこの記事の最後に書いています。

 

2024年5月13日以降に適用された回数制限は次の通りです。

  • GPT-4:3時間で40メッセージ(使わなかったメッセージ数の加算はされない)
  • GPT-4o:3時間で80メッセージ(使わなかったメッセージ数の加算はされない)
  • GPT-4o mini:制限なし
  • GPT o1-preview:1週間で30メッセージ → 1週間で50メッセージ
  • GPT o1-mini:1週間で50メッセージ → 1日で50メッセージ

最新のGPT o1-previewとGPT o1-miniは回数制限が厳しいですね。

(※2024/9/17には使える回数が増えました)

 

短文の回答やお遊びで使って試すにはもったいないので、初めてChatGPTを使う人やあれこれと機能を試してみたい人は、ChatGPT-4oかGPT-4o miniを使ってみましょう。

 

5.公式に聞く

分からないことは公式に聞きましょう。Q&Aが充実しています。

What is ChatGPT Plus? | OpenAI Help Center

What is the ChatGPT Plus model selector? | OpenAI Help Center

Using OpenAI o1 models and GPT-4o models on ChatGPT | OpenAI Help Center

Voice chat FAQ | OpenAI Help Center

 

6.料金は?

個人で使うアカウントは1つ作るだけで、すべてのバージョンを使うことができます。

 

無料バージョンでも使えますが、やはり回数制限がシビアなので、有料バージョンをオススメします。

 

有料プランのは20ドルです。日本円で2,800円~3,000円です。円安や円高は気にしなくて大丈夫です。ニュースでどれだけ騒がれたとしても、1,000円に満たない数百円の違いなので「使いたい気持ちが湧いてきた時にタイムリーに使うことがベスト」です!

 

支払いは「円」です。

 

クレジットカードでも支払えるので面倒な手続きはいりません。

 

7.次週は「思考の連鎖(Chain of thought)」

私は「GPTの今後のシリーズは課金が前提のサービスに進む」と予測しています。その理由は次週に解説をします。最新版のChatGPTが回答を作るために使っている「思考の連鎖(chain of thought)」に関わる内容です。

 

ChatGPTはどんどん使える機能が充実してきています。

 

面白いのでぜひ使ってみてください!