今回は、いま試している3つの生成AIサービスを比べて、使いやすさのメモを整理します。
2026年3月に使ってみた実感としては、次のようにそれぞれ強みがあります。
- Claude(無料版):単発短期のアプリ作成は最強クラス。まとまった文章で読みやすい。
- Gemini(有料):動画要約は最強クラス。表作成は素早い。googleアカウント連携が便利そう。
- ChatGPT(有料):知識の入口に最適。アイディア出しに便利。短い対話の往復に向いている。
同じ文章を3つの生成AIに同時に入力して反応を比較しています。

- 1.Claudeの良さ
- 2.Geminiの良さ
- 3.ChatGPTの良さ
- 4.生成AIでは達成できないこと
- 5.アナログ仕事術は生き続ける
- 6.組織内での立ち回りに生成AIを使う
- 7.副業なら自由
- 8.まとめ
1.Claudeの良さ
私が使いたい第1候補はClaudeです。今の私のニーズに合っています。
- 単発短期のアプリを、プログラミングコードを書かずに、日本語で作成できる。
- ある程度まとまった文章の量を出してくれる。読みやすい。
Claudeで作成途中の学習教材です。
動きのあるアニメーションも作成できます。
2.Geminiの良さ
- youtube動画の要約が素早い
- Googleアカウント(カレンダー、ドライブ、メール)の連携
youtubeはURLを入れるだけで要約を数秒で出してくれます。30分ほどの動画が数秒で要約されました。
3.ChatGPTの良さ
- 知識の入り口として最適
- アイディアを横断的に広げたい場合に使える
馴染みやすさでは一番と感じています。
4.生成AIでは達成できないこと
生成AIは時短のためのサービスなので、長期的な方針を指定し続けることが大事だと感じています。
- データベースの設計
- セキュリティの確認
- レイアウトや配色の統一
事前に整理して統一性を持たせ続けないと、ユーザーは小さな違和感とストレスを感じます。極端に言えば、1ページごとにボタンの配置や配色が違うことが起こり得ます。
ですが、こうした要素に慣れていない(今の私のような)状態でも、見た目のインパクトがあるので
- 短期的な使い捨てアプリ
としてなら、関わる人に与えるインパクトは大きいと考えています。
5.アナログ仕事術は生き続ける
共有コストが低い人に情報は集まる
生成AIを使う上での弱点は、「対話をしない2人以上の関係で破綻しやすいこと」と考えています。
組織では、生成AIを使った成果物は共有するためにあるので、そもそも部署同士が敵対していたり上下関係で片方に発言権が無かったりする場合には、生成AIを使えば使うほど共有するためのコストが増えると想像しています。
不機嫌が嫌がられるのも、情報を共有するコミュニケーションコストが高いからですね。
生成AIが社内にまで広がると、「話しかけにくい人にも話しかける行動力」はかなりの強みになると考えています。話しかけやすい人にだけ話しかけている人が
- 社内の過去資料を読み漁る(質問すれば数分で済む)
- Google検索で調べる
- 話しやすい同期にだけ質問する
と負荷のかかる関わりを避けている一方で、行動力がある人は正しい情報にアクセスする機会が格段に増えます。
部署内の野良アプリを競合させない
そして、「なにか作れ」と言われれば作れてしまうので、成果物のルールを統一することが必要です。「リアルに向かい合う方針のすり合わせ」は飛ばすことはできないと感じます。それぞれに効率化アプリを作る状況では、
- 抜け・漏れ・ダブリで手戻りや衝突が起きる
- 勤続年数で発言権が弱い方の案は採用されにくい
- データの正確性を担保する人が曖昧になる(ゴミデータを入れるとゴミが混ざる)
などの、今も普通に起きている衝突や遠慮をAIは解決してくれないということですね。下手をすると、頼んでもいない部署内野良アプリのコンペが開かれているような状況が起こり得ます。
生成AIはあくまでツールなので、組織で働く上では、
- 段取り(ゴール設定、優先順位)
- スケジュール管理、準備/作業/片付けの時間管理
- 整理整頓(5S)
の能力は生き続けます。
6.組織内での立ち回りに生成AIを使う
- Claude:長い文章が強み。先制して自分が行動しやすい仕組みを作り、組織の中での立場を固めるために使う。まだ一般的に普及していないので「箔」が付いている。
- Gemini:今あるデータを使って、ミスを抑えてデータをこねくり回して見栄えの良い資料を短時間で作りたい時に使う。
- ChatGPT:成果を出すといよりも、一緒に使って職場の人と仲良くなるための話題ツール。※業務に使っている人がいたらすみません
専門性の存在感を高めるためには、
- Claudeで、知識体系を作成&デモアプリを作成してアピール
- Geminiで、Google連携をして実務上のスケジュールを作成&見栄えを良くしてアピール資料を作成
- ChatGPTで、自宅で自由奔放に興味の向くままに壁打ちして知識の網を広げる
実際には、組織内で特定の生成AIしか使えない場合が多くあると思います。Geminiは許可されていてChatGPTやClaudeは禁止など。そこは組織内のルールなので、認められた範囲内で使う必要があります。
7.副業なら自由
一方で、1人仕事なら生成AIをいくらでも使えます。副業ではいくらでも試すことができます。1対1や1対多数の働き方なら、同僚との共有の必要性は薄く不具合が起きても素早くリカバリーに向かえるので、どんどん使って行けます。
- 作成したファイルの置き場所は、どこに置いてもいい。
- ファイル名は自分さえが分かればいい。
- ちょっとした質問は投げて、回答はそのままに置いていていい。
- 不要なスレッドは削除しなくても問題ない。
「組織内の共有ルール」というものに縛られないので、経験や知識の少なさのデメリットの影響を減らすことができます。
副業では自分自身の弱いところが全て現れるので、こうした「未来の自分を相手にした共有ルール」を放置し続けると未来の自分を困らせることになるので、規模が小さいうちにルールと習慣を統一させておくことでゆくゆくは楽ができると考えています。
8.まとめ
そして、生成AIサービスを使うだけでは伸ばすことのできない知識技能は、自己学習で進める必要があると考えています。
- データベースの設計
- セキュリティの確認
- レイアウトや配色の統一
ITシステムやWEBの専属ポジションでなくても、デスクレスワークの1人のプレイヤーとしては次の行動がとれると考えています。
- これらの方針をすり合わせの上で方向づける。
- 役員や管理職に必要性を伝えて理解してもらい、予算を獲得する。
- 部署間をつなげる立ち位置として、ある程度の責任を持つ。
- 必要な知識を普及するポジションとして認知してもらう。(分からないことをとりあえず聞いてみる相手として選ばれる)
使い分けとしては
- 専門分野はClaudeで体系をまとめ、Geminiで見栄えを良くする
- 不慣れな分野はChatGPTで壁打ちを増やす
を意識しています。